【中小企業省力化投資補助事業】採択結果が公表されました。

「中小企業省力化投資補助事業」のサイトの内容を要約しています。

変更・誤植の可能性がありますので、こちらで詳細は必ずご確認ください。

https://shoryokuka.smrj.go.jp/

 

【中小企業省力化投資補助事業】

 

「中小企業省力化投資補助事業」の一般型公募(第2回)採択結果は、1160件の申請に対して採択された事業者は合計707件でした。

 

業種別と都道府県別の採択状況

採択された事業者を業種別に見ると、建設業と製造業が大部分を占めています。特に製造業は全体の58.4%を占め、圧倒的に多いです。次いで建設業が12.4%と続きます。都道府県別では、大阪府、愛知県、東京都の順に採択件数が多く、全体の約3分の1を占めています。内訳は大阪府が9.5%(67件)、愛知県が9.3%(66件)、東京都が8.9%(63件)でした。一方、鳥取県は0件でした。

 

申請金額、従業員数、資本金別の分布

採択された事業者の補助金申請額の分布では、1,500万円以上1,750万円未満の区分が最も多く、全体の18.5%を占めています。

従業員数別では、6〜10人の事業者が最も多く17.5%を占めています。次いで5人以下(13.3%)、21〜30人(11.6%)と続きます。

資本金別では、1,000万円以上2,000万円未満の事業者が最も多く、全体の32.2%でした。個人事業主も5.2%を占めています。

 

採択された案件の事例

採択された案件の事例がいくつか紹介されています。

 

製造業の事例では、100年以上の歴史を持つ手縫い針製造の老舗企業が、熟練作業者の技能に依存していたため、作業者間の作業時間に5倍もの差があり、年間1,500時間以上のロスが発生していました。そこで、ワイヤ放電加工機とロータリーテーブルを導入した結果、作業時間が80%削減され、製造数は70%増加しました。また、高付加価値な製品製造が可能になり、削減できた時間を新製品開発に充てる計画です。

 

建設業の事例では、重機の非効率な作業が年間約1,200時間の労働時間と約1,500万円のコスト増につながっていました。油圧ショベルにチルトローテーターや各種バケット、転圧機を組み合わせて導入することで、作業時間を約45%削減できました。これにより、余剰人員を営業や新事業開発に再配置し、売上拡大を目指しています。

 

小売業の事例では、紙伝票による非効率なピッキング作業が原因で、年間1,000万円の利益を圧迫し、約2%のピッキングミスが発生していました。ピッキングカートシステムやタブレットピッキングシステムを導入することで、年間労働時間を30%(約5,000時間)削減し、ピッキングミス率を1%未満に改善しました。これにより、在庫管理の最適化や顧客満足度の向上も実現しています。

 

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